「お客様が求めているものは何か?」。それが、私たち山大興業の事業活動のすべてだと言っていいでしょう。
国内最大級規模の物流体制と最新鋭加工設備などにより、あらゆるお客様のあらゆる鋼材ニーズにお応えしている私たち。ただ、現在のこの「鉄の拠点」と言うべき大スケールの鋼材供給体制は、一朝一夕にして築いたものではありません。大資本の後ろ盾があったわけでもないのです。昭和25年、大阪市内で営み始めた薄板シャーリング業が、私たちの原点。そこから、時代とともに変わりゆく「お客様が求めているもの」を追求するうちに、私たちの事業も変化を遂げていったのです。
お客様のニーズから一般鋼材を取り扱うようになり、お客様が加工の手間を軽減するためにあらゆる鋼材の加工設備を積極的に導入。さらに「これからは長尺の時代」という考えから、平成元年に現在の堺市西区築港新町の約2万坪もの広大な敷地を取得しました。それまで順調に事業を拡大し続けてきた私たちですが、この多大な投資については、傍目からは背伸びをし過ぎているように見られたかもしれません。しかし、私たちには信念がありました。「お客様が求めているもの」にお応えするには今の大阪にはない鋼材供給体制を築かねば、そうして「お客様が求めているもの」にお応えできれば、必ず結果はついてくるはずだ、と。
そして私たちは、現在の「鉄の拠点」と呼べる体制を築き上げました。あらゆる鋼材を一本一枚から、高精度加工や厳しい品質管理をも含めた一貫体制により短納期でご提供。私たちならではのこの供給体制には、多くのお客様より「山大興業でなければ」といったお言葉とともに、大きな信頼を寄せていただいています。
今では2000社を超えるお客様にご愛顧いただいている私たちですが、それでも、安閑と構えているつもりはありません。時代の変化はさらにそのスピードを増し、これとともに「お客様が求めているもの」も変化し続けていくでしょう。それでも、どんな時代のどんなお客様にも必要としていただける私たちであるために、私たちは進化し続けます。その指針はやはり、「お客様が求めているものは何か?」なのです。